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年末は寒いから、うちは毎年、夏が終わって涼しくなり、また寒くなる前に窓ガラス掃除をすることにしています。年末は窓ガラス以外の通常の大掃除をしますけど、窓ガラスだけは秋。夏の終わりに必ずのように台風が来ますし、夏の夜に自宅から花火を見ていると、窓ガラスの汚れにも気が付くというものです。私を含め我が家の人間は皆あまり綺麗好きではなく、窓ガラスなんて普段は汚れていても全く気にしません。リビングの床や普段から使うテーブル上が汚れていたら生活に差し障りがありますが、窓ガラスが汚れていたって特に困らないからです。それでも年に1度は窓掃除を行っておくべき理由は、やはり窓ガラスの耐久性に関係するからです。

昔と比べ窓ガラスもサッシも丈夫になったとは思いますが、建物自体の気密性があがったことも手伝ってか、人間の生活空間にはカビの悩みが付きまといます。特にうちでは北側の寝室が寒く、湿気がこもるのか窓ガラスが結露します。そこに汚れもたまるのですが、一番心配なのはカビです。カビはガラスにもつくのですが、窓と窓枠の間のゴムの部分も、放っておくとカビにやられます。カビを放置しておけば、生活している我々の健康にも悪影響でしょうし、ゴムの部分がカビにより劣化したら、窓ガラス自体もどうにかなってしまうでしょう。だから私たちは、窓ガラスを交換しなければいけないような状態にならないよう、最低でも年に1回は、窓ガラス掃除を丁寧にやろうと決めています。

秋晴れの過ごし易い日の昼下がり、家族みんなでボロ布や雑巾を持って、自室やリビングの割り当てられた窓ガラスを順番に掃除していきます。窓ガラスの汚れは掃除すると簡単に取れるので、最初は億劫に感じても、掃除していくうちに楽しくなってきます。最後は家族皆がそれぞれ、鼻歌で輪唱までしながら、家中の窓ガラスをピカピカにしていました。