元々南国の高知県出身の私は、今住んでいる環境に大きな不満を持っていました。子供のころからずっと私が住んでいた実家は、南側に大きな窓があって、そこから差し込む日の光が優しく家族を暖めてくれる素敵な家屋だったのですが、お嫁入りした夫の実家はこれとは真逆な環境だったのです。

夫の実家がある地域は、日本全国で見ても豪雪で知られる新潟県です。まだ彼と付き合い始めのころ、本人から「新潟出身なんだ」と聞いても「ふーん、そうなんだ。雪多いね」くらいの感想でした。正直、そこにまさか自分が住むことになろうとは夢にも思わなかった昔の私をひっぱたいてやりたいと、今では思っています。

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もっとも問題なのは、家の南側の窓がすりガラスな上に、その厚みが無くて外の寒気が家の中にダイレクトに伝わってくるところです。嫁入りして一年ほどは何とか我慢していましたが、それも限界を迎え、私は「ただでさえ実家より気温が低いのに家の中に日が入らず、しかも外の寒さが入ってくるこの環境はもう無理」と、夫に直談判しました。
そうすると彼は、何と家のリフォームをすると約束してくれたのです。最近、その工事が終わったのですが、問題だった南側の薄くて外の寒気を伝えてきていたすりガラスも、二重サッシに生まれ変わり、室内の気温は大きく改善されました。

ガラスを交換してから室内環境が良くなり、これに影響される形で私と夫の仲も改善されました。これなら何とか、彼の寒い実家でも上手くやっていけそうです。